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  • おいしく食べて健康に/管理栄養士が講演/本年度の講座終了

    令和元(2019)年12月25日 掲載
    令和元(2019)年12月25日 更新

    ビジネスマン健康達人講座第5回講座

     令和元年度最終回となる「ビジネスマン健康達人講座第5回講座」が12月13日、秋田ビューホテルで開かれ、13社18人の受講者と会員3人が出席した。BFホールディングスの管理栄養士でNR・サプリメントアドバイザー谷口典子さんが「毎日の食事が健康を作る~少しの工夫で食生活の改善を~」と題して講演。野菜摂取や減塩など食生活改善のためのちょっとした工夫を紹介。「バランスよい食事で減塩を心がけるとともに、アルコールと上手に付き合うことが大切だ。おいしく食べて家族みんなで健康になろう」と呼び掛けた。

    谷口さんの講演の主な内容は以下の通り。
     健康寿命とは健康上の問題なく日常生活を普通におくることができる状態のこと。2016年度、秋田県は女性74.5歳、男性71.2歳で、全国順位は女性33位、男性は最下位だった。介護が必要になる一因として、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血など脳血管疾患が挙げられ、これらの疾患を防ぐには動脈硬化を防ぐこと。まさに生活習慣病を防ぐことが必要だ。そのためにはバランスのよい食事を心がけなければならない。
     そのためには▽栄養の基本▽何をどれくらい食べればいいか▽減塩▽アルコールとの上手な付き合い方―を知ることが大切だ。エネルギーとなる栄養素には炭水化物とたんぱく質、脂質があり、いずれもビタミンB群が必要になる。しかし、菓子パンやインスタント食品などにはビタミンB群が含まれず、栄養素がうまく代謝されないで脂肪に変わっている可能性があるほか、疲労の蓄積につながることもある。また、飲み物も糖質量を砂糖に置き換えると多くの量になり注意が必要だ。さらに、コレステロールや中性脂肪が気になる人は体に良い油と、注意が必要な油を理解しよう。
     何をどれくらい食べればよいかについては、1食、1日、2・3日で考える工夫が必要だ。例えば、1食で考えるには主食と主菜、副菜をそろえて、野菜から食べる習慣をつけよう。目安はご飯茶碗1、2杯、肉や魚は80から100g、野菜は約120g。また、1日の献立で1,600~1,800kcal摂るようにしたい。
     野菜摂取量は1日の目標値350gに達していない。特に20代、40代の摂取量が少なく、目標に近づけるためには一皿70gを目安に5皿食べるようにしたい。また、野菜の副菜をプラスして皿数を増やしたり、付け合わせの野菜を摂るようにしたりして、意識的に野菜を食べるようにしよう。さらに、炭水化物のセットメニューの一つを野菜にすることも一案だ。
     塩分を摂りすぎると高血圧や動脈硬化を招き、合併症を誘発する恐れがある。秋田県の食塩摂取量は減少傾向にあるものの、目標値の男性8g未満、女性7g未満にはなっていない。普段何げなく食べているものの中にも高塩分の食品もある。例えば、ラーメンのスープは飲む量によって食塩の摂取が異なることを頭に入れておきたい。また、薄味を補う工夫としてはだしのうま味やコクで満足感を高めたり、酢やかんきつ類の酸味で物足りなさをカバーしたりすることもできる。さらに、ソースやしょうゆはかけずに付ける。
     アルコールとの上手な付き合い方とは、お酒の適量を知ること。ビール500ml、日本酒180ml、焼酎100mlなど。また、成人男性の5人に1人は痛風予備軍で、アルコールや肥満が原因になっている。糖質ゼロでカロリーカット、プリン体ゼロでプリン体カットをしたり、オールフリーで休刊日を設けたりする工夫もある。つまみは脂肪を控えめにして、野菜や海藻、きのこ料理などがおすすめだ。

     谷口さんの講話の後は、「ふりかえりの時間(リフレッシュタイム)」。秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻の佐々木久長准教授が受講者をグループ分けし、講話の感想や質問を話し合ってもらってから、各班の代表者が話し合った内容を発表した。▽野菜を多く摂ることや塩分を少なくすることは頭では理解しているが、なかなか実践できない。自分を振り返る意味で、きょうの講話は貴重な時間だった▽塩分が多いと分かっていても、ラーメン店では習慣的に大盛りを注文してしまう▽飲酒する人にとってアルコールの適量は飲まないと同じような量だ―などの感想も出され、佐々木准教授らは▽健康達人講座では健康についていろいろな角度からみてきた。受講した皆さんはできる範囲で心がければいい▽秋田県はかつて脳卒中予防のために減塩に取り組み、一定の成果を挙げた経緯がある。私たちも少しずつ実践していくことはできる▽ラーメン店で習慣的に大盛りと言ってしまう背景には、自分はまだ若いから大盛りを食べることができるという思いもあるのではないか―などと答えていた。

     最後に、地域開発委員会の金澤朗副委員長があいさつし、本年度講座の終了をねぎらった。

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