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  • 新代表幹事に佐川、斉藤、平野の3氏/令和2年度会員総会、活動方針など6議案承認

    【令和2年度通常会員総会】
    (令和2年5月20日、秋田キャッスルホテル)

    通常会員総会
    令和2年度活動方針などを決めた通常会員総会

     一般社団法人秋田経済同友会の令和2年度通常会員総会が5月20日、秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれ、令和元年度活動報告・決算報告、令和2年度活動方針・予算、役員(理事・監事)選任、常任幹事選任の6議案を承認した。役員改選では、代表幹事に佐川博之(秋田魁新報社社長)、斉藤永吉(北都銀行会長)、平野久貴(ユナイテッド計画社長)の3氏を新任した。新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、特別講演会と懇親会は中止、規模を縮小して開催した。 総会には会員119人のうち112人(委任状101人)が出席。北嶋末治代表幹事が開会を宣言した後、佐藤典専務理事が定足数報告を行い総会の成立を確認した。

    小笠原直樹代表幹事
    総会であいさつする小笠原代表幹事

     小笠原直樹代表幹事が「圧縮した異例の形で開催する総会となり、残念だが致し方ない。世界中が未曽有の危機に直面し苦しんでおり、あらゆる業界が深刻な危機に直面している。困難な状況の中で、秋田経済同友会がいったい何を守って、何を大切にして、何をなして地域社会に貢献できるか。自らの企業の存続もしっかりとやりながら、秋田県全体の存立をゆるぎなくするためには、どういうアクションを起こしていけばいいのか。いろいろな問題があり大変難しい状況ではあるが、会員企業、会員の経営者一人一人があきらめず、企業の連携をしっかり強化していけば、乗り越えられない危機ではないと考えている。経済同友会としてのつながりをより一層密にして、連携を強化していきたい」とあいさつ、定款に基づき議長に就いた。

     小笠原議長が議事録署名人に湊屋隆夫、伊藤満の両氏を指名し、議事に入った。議案1号の令和元年度活動報告案と議案2号決算報告案を佐藤専務が説明。決算では、公益的事業と収益部門、事業部門、管理部門の4部門をまとめた説明資料を中心に、主に予算額と決算額の差が大きい科目を説明した。引き続き、平野敬悦監事が4月20日に行った会計監査について「事業報告、理事の業務執行に不正はなく、計算書類等も財産の状況を正しく示している」と報告。2件を一括審議、質疑はなく拍手で承認された。

     議案3号の令和2年度活動方針案ならびに各委員会の取り組み方針、議案4号令和2年度予算案は堀井宣明事務局長が説明。両議案とも質疑はなく、拍手で承認された。議案5号の役員(理事・監事)選任案と議案6号常任幹事選任案は佐藤専務理事が説明。質疑はなく原案通り承認された。役員、常任幹事とも任期は2年。
     最後に、小笠原議長が「以上で全議案の審議が終了した。皆さまのご協力に感謝する」と閉会を宣言した。

      一方、総会後、第3回理事会が開かれ新体制が決まった。副代表幹事、各委員会の担当理事は次のとおり。
     ◆副代表幹事
      西村 紀一郎 (山二代表取締役会長)=再任
      湊屋 隆夫  (秋田銀行代表取締役会長)=再任
      伊藤 満   (伊藤工業代表取締役社長)=再任
      鈴木 信夫  (丸水秋田中央水産代表取締役社長)=新任
     ◆監事
      今野 邦義  (秋豊ネットライズ代表取締役会長兼社長)=再任
      平野 敬悦  (秋田信用金庫理事長)=再任
     ◆専務理事兼事務局長 堀井 宣明=新任
     ◆各委員会の担当理事
      総務企画委員会 鈴木 信夫 副代表幹事
      地域開発委員会 湊屋 隆夫 副代表幹事
      観光振興委員会  伊藤 満   副代表幹事
      国際活動委員会 平野 久貴 代表幹事
      道路整備促進委員会 斉藤 永吉 代表幹事
      地域と農業を考える委員会 西村 紀一郎 副代表幹事

      退任した理事ならびに新代表幹事のあいさつは次のとおり。
    ◇小笠原直樹氏
     歴代の代表幹事に比べ非常に情けない代表幹事だったと深く恥じ入るとともに、大変申し訳なかった。特に、この1年は病気のため入退院を繰り返して、事務局や理事の皆さんに迷惑をかけた。
     この大変な状況の中で、秋田経済同友会の新しい体制が決まった。静かなる船出という言葉があるが、私は静かな船出をするよりは、むしろ嵐の中に真っ先に飛び込んでいき、荒波を乗り越えたとき本当に静かな船出ができると思う。大変な時期ではあるが、3人の代表幹事のもと、同友会がさらなる発展を続けることを心から祈念して退会のあいさつとする。本当に長い間、ありがとうございました。

    ◇北嶋末治氏
     経済同友会の会員としての活動が19年になる。普段はなかなか会うことができない、忙しい皆さんと同友会を通していろいろな会話ができ、一緒にいろいろなことに取り組むこともでき本当にありがたい。当社は新システムの導入などを控え、社長が同友会への入会をもう少し待ってくれといっている。顧問にはなるが、これからは一会員として皆さんと一緒に頑張りたい。

    ◇佐藤典氏
     5年半、皆さまに支えられ任期を全うすることができた。本当にありがたい。同友会の仕事が面白いと思い始めたとき病気が見つかり、どこまで元気でいることができるか不安だったが、皆さまのご協力でここまできた。
     事務局として、いろいろな所に行くことができたことと、皆さまとお話しできたことが、私にとってはかけがえのない時間だった。これからは一日でも長く元気でいられることが、日本のがん治療の研究開発に少しは貢献できるのではないかと思い精進していきたい。皆さまの温かいサポート、本当にありがとうございました。

    佐川新代表幹事
    総会後、就任あいさつする佐川新代表幹事

    ◇佐川博之代表幹事
     世界経済が大失速していることに加え、足もとの県内経済も混迷を極めている。自粛、監視社会などいろいろなことが言われているが、このような状況の中で、経済同友会としてどんな提言を県民にするべきか真価が問われる。前執行部同様、真摯に向き合っていきたい。また、同友会は自由闊達な議論が源にある。双方が相手を敬う気持ちがなければ、勝ち負けを決める単なるディベートになってしまう。一体感のある、相手を敬う気持ちのある議論を重ねていきたい。斉藤、平野両氏と力を合わせていきますので、どうかよろしくお願いいたします。

    ◇斉藤永吉代表幹事
     退任される皆さま、長い間、本当にご苦労さまでした。コロナ騒動で世界は疲弊するし、地域経済も大きな構造改革を迫られている。そういう中で、少しでもみんなが元気になることができるよう私なりに責務を果たしたい。皆さまのご協力をお願いしたい。

    ◇平野久貴代表幹事
     経済同友会の中では若い会員の一人。代表幹事に選任されたことは名誉なこととではあるが、責任もついてくることも間違いない。コロナ後にどんな提言ができるかも皆さまと一緒に考えたい。引き続き、皆さまにご指導願いたい。

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