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  • 提言の新たな構築が必要/新スタジアム建設の方針を協議

    【観光振興委員会スタジアム小委員会】(11月26日、秋田ビューホテル)
     委員11人が出席し、新スタジアム建設についての今後の取り組みについて話し合った。いろいろな意見が出たが、最終的には「基本は2017年12月に提出した提言に沿うが、首長選を控えている状況を考慮すると、タイミングを見て提言や質問書を出したい。それまでには新たな構築が必要になる」となった。
     はじめに観光振興委員会の竹島知憲委員長が「スタジアム建設について、11月16日の観光振興委員会で会員が考えているいろいろな意見が出尽くした」、小委員会の加藤俊介座長が「経済同友会としては『街なか、屋根付き』で進めてきたが、このまま進むのか、または異なる方向も検討するのか、小委員会ととしての方針を固めたい」とあいさつした。

    スタジアム小委員会
    スタジアム小委員会

    引き続き、出席者が意見を述べた。主な内容は以下の通り。

    〇先日の観光振興委員会での意見を振り返ると、例えば、郊外やコンパクトシティーの捉え方など課題を整理しなければならないと感じた。また、基本は街づくりをどうするかだが、経済効果も忘れてはならない。

    〇県や市は結論を急いでいるのではないか。とすれば、▽早期建設、八橋、屋根付きにこだわるのか▽コンパクトシティーをどこまでと考えるのか▽市街地の街づくりとスタジアム建設をどう結びつけるのか▽建設後の運営、経済効果をどう考えるか―など課題は多く、早急に結論を出すことはできない。

    〇同友会としての方向づけを焦っているわけではないが、外旭川に決まってからでは遅いのではないか。3年前に出した提言には街なか、屋根付き、経済効果などが盛り込まれている。

    〇経済同友会として建設地を八橋と明記はしていないのではないか。外旭川への建設の流れにある中で、街なか(八橋)を貫き通すのか。また、どういう形・規模のスタジアムにするのか。さらに、経営形態・母体はどうするのか。地元がどう考えているのかなど、もっと詰めなければ新たな提言はできない。

    〇3年前の提言はブラウブリッツ秋田のライセンス取得、J2昇格、街づくりに合わせて出した。建設場所は明記していないが八橋をにおわせている。スタジアム建設の課題は▽建設場所▽屋根付きか▽採算が取れるか―に絞ることができる。そのために採算に合う施設の要件等を外部の運営会社(ミズノスポーツサービス等)の意見を聞いてはどうか。施設は50年以上使用される―街のにぎわい創出を合わせて考えるべきだ。

    〇なぜ外旭川に建設するのか。その理由を問うことが必要だ。提言を受けているのに外旭川を出してきた。それをひっくり返すほどの説得力のある材料(理論武装)を経済同友会がもっているのか。

    〇3候補地を検討する際、その中に外旭川はなかったが、大きな流れになっている。それを経済同友会が「待て」というのは、建設に向けて少しずつ進んでいる流れを元に戻すように感じる。

    〇提言を建設にどう反映させるかを考えてはどうか。当初は県も市も建設を考えていなかったのに、1年以上たち建設に前向きになった。建設に動いたことは提言の一部が通ったと理解してもいいのではないか。

    〇県も市もまだ正式な表明はしていない。スタンスが決まってからで動いてもいいのではないか。

    〇スタジアム建設は来春の首長選の争点の一つになるだろう。同友会が政治に巻き込まれていいのか。提言・質問を出すなら新首長が決まってからという選択もある。今はタイミングが難しい。

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