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  • 令和4年度会員総会 3代表幹事を再任 「人口減少問題が最重要課題 議論交わし提言へ」

     一般社団法人・秋田経済同友会の令和4年度通常会員総会が5月31日、秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれた。令和3年度活動報告・決算、令和4年度活動方針・予算、役員(理事と監事)選任・常任幹事選任の各議案合わせて6件を原案通り承認した。役員・常任幹事の任期は2年。理事は8人体制を継続し、総会後の理事会で代表幹事3人の再任を決めた。
     
     新体制は次の通り。

     ▽代表幹事(理事)=佐川博之、斉藤永吉、平野久貴(以上再任)▽副代表幹事(理事)=湊屋隆夫、伊藤満、鈴木信夫(以上再任)、西村幸彦(新任)▽専務理事=堀井宣明(再任)▽監事=今野邦義、平野敬悦(以上再任)

     ▽常任幹事=石井広樹、石黒寿佐夫、泉一志、伊藤久一、大友進、小野泰太郎、加藤俊介、神成俊行、白石光弘、田口清光、竹島知憲、立田聡、藤澤正義、松村讓裕、真鍋隆、涌井徹(以上再任)、後藤敬太、佐々木創太、千葉利昭(以上新任)。

    あいさつをする佐川博之代表幹事
    あいさつをする佐川博之代表幹事

     総会には会員137人のうち126人(委任状54人含む)が出席。堀井宣明専務理事が総会成立を確認して開会。佐川博之代表幹事が「秋田県は日本の課題先進県で、その一つである人口減少問題を最重要課題に位置付け、政策提言につなげたい。洋上風力発電を軸にしたエネルギー製造の拠点化は、本県経済の浮揚に寄与すると歓迎したい。肝要なことは、地元に効果が波及し、雇用が生まれることだ。しなやかな考察と果敢な行動をモットーに自由闊達に議論して政策提言するという会の原点に立ち返り、今年も積極的に活動を展開していく」とあいさつした。

     議長は斉藤永吉代表幹事が務め、議事録署名人に小畑宏介、清水隆成の両氏を指名して議事に入った。議案1号の令和3年度活動報告案、議案2号の同決算報告案は堀井専務が議案書に沿って概要説明、決算報告の中で予算額と決算額の開きが大きい科目については詳細を説明した。引き続き、今野邦義監事が4月19日に行った会計監査について「業務執行は適正で、計算書類等も財産の状況を正しく示している」と報告。2件を一括審議し、質疑はなく拍手で承認された。 
     議案3号の令和4年度活動方針案については堀井専務が提案、各委員会の取り組み方針案については各委員長が提案した。議案4号の令和4年度予算案は堀井専務が説明。両議案とも拍手で承認された。

    令和4年度の活動方針を承認した会員総会
    令和4年度の活動方針を承認した会員総会

     閉会後に理事会が開かれ、代表幹事に佐川博之、斉藤永吉、平野久貴の3氏を再任し、それぞれ担当する委員会を決めた。委員会の担当理事は次の通り。

     ▽総務企画委員会、広報交流委員会=湊屋隆夫副代表幹事▽地域開発委員会=西村幸彦副代表幹事▽観光振興委員会=伊藤満副代表幹事▽国際活動委員会=平野久貴代表幹事▽道路整備促進委員会=斉藤永吉代表幹事▽地域と農業を考える委員会=鈴木信夫副代表幹事

     総会後の特別講演会では、除菌消臭水「アイポッシュ」の製造販売などを展開する秋田市の「ローカルパワー」社長の寺田耕也氏が「地方発のビジネス工場~地方の時代を共につくる会社~」と題して講演した。東京生まれの寺田氏が、妻の実家がある秋田市岩見三内で自然に囲まれて10年間暮らした生活が魅力的だったことを紹介。父親が持っていた除菌消臭水の製造関連の特許を使って2014年にアイポッシュを製品化した経緯を振り返りながら「秋田では、さまざまな分野の専門家が身近にいて、気軽に相談できる環境にある。東京にいてはなかなかできない」などと地方の利点を指摘。「ビジネスで稼ぎ、豊かに暮らす。地方の力で社会を変える時代が来た」と述べ、今後も新たな事業に取り組む考えを語った。

     講演会に続いて、懇親会を開催。平野久貴代表幹事があいさつした後、神部秀行・秋田県副知事と柿﨑武彦・秋田市副市長が祝辞を述べた。

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