活動・お知らせ

  • 活動・お知らせ
  • 訪日外国人旅行客、どう増やす/札幌で初の東北・北海道ブロック会議

    令和元(2019)年11月13日 掲載
    令和元(2019)年11月14日 更新

     第43回経済同友会東北ブロック会議が10月10、11の両日、札幌市の札幌グランドホテルなどで開かれた。「東北・新潟・北海道のインバウンド拡大を目指して」をテーマに基調講演とパネルディスカッションを行い、東北・新潟・北海道8つの経済同友会員ら約190人が、訪日外国人旅行客を増やすために取り組むべき課題と施策について議論を交わした。当会からは伊藤満副代表幹事(同伴者)、前川浩氏、田代苑子氏、加藤輝子氏(加藤俊介氏の代理)、佐藤典専務理事、堀井事務局長の7人が参加した。
     ブロック会議は今年から北海道経済同友会が加わり、東北・北海道ブロック会議の名称に変わり札幌市で初の開催。北海道経済同友会の石井純二代表幹事が開会あいさつ、鈴木直道・北海道知事が歓迎のあいさつを述べた。

    「東北・新潟・北海道のインバウンド拡大を目指して」をテーマに行われたパネルディスカッション

     引き続き、野口観光代表取締役社長(北海道経済同友会副代表幹事)の野口秀夫氏が「観光産業の持続的発展のための人材育成」と題して基調講演。野口氏は北海道の問題点として▽観光を地域創生の基幹産業として考えることはいいが、交流人口と定住人口の二つの増加を達成してこそ役割を果たしたといえる▽全国各地でインバウンド誘致が激化している。北海道の優位性が高いうちに、次の商品や魅力を発信しなければ埋もれてしまう▽観光を第3次産業にしていくための知恵をもっと出さなければならない―などを挙げた。そのうえで「人材育成は観光に携わる人だけではなく、地域全体・産業全体で支えることが必要だ。そのために、観光教育や国が認定した資格の設定、国立大学への観光学科の創設などに取り組んでほしい」などと語った。
     パネルディスカッションのテーマは「東北・新潟・北海道のインバウンド拡大を目指して」。森昌弘(北海道経済同友会観光問題委員会委員長)、山﨑雅生(北海道庁経済部次長)、安田稔幸(国土交通省北海道運輸局観光部長)、小林英俊(北海道大学観光学高等研究センター客員教授)の4氏がパネリストを務めた。コーディネーターは石井至氏(石井兄弟社、観光ビジョン構想会議委員、観光立国推進有識者会議委員)。

    ブロック会議の感想を述べる伊藤満副代表幹事

     パネリストたちは「北海道には豊かな自然と多様な文化(アイヌ文化、縄文文化、日本文化など)がありアドベンチャートラベルが向いている。ことし12月からの新千歳-ヘルシンキと、新千歳-シドニーの両直行便就航が好機になる」「観光による持続的地域づくりのための方策としては▽産業間・地域間連携により、多くの関係者の参加を促す。また、役割分担を明確化することで、重複投資を回避し観光収益と経済効果を最大化する連携体制の構築が必要▽大学や職業訓練校などでの実務人材の育成とともに、学校教育等で北海道の観光と文化への意識を高める観光教育の実践が求められる」など、それぞれの分野での取り組みを語った。その後、各経済同友会代表幹事が感想を述べた。

     第2部の交歓交流会では、石川敏也・札幌市副市長が歓迎のあいさつ、乾杯は山本善政・新潟経済同友会代表幹事が行った。出席者たちはブロック会議の内容や、各地区の近況を報告するなど和気あいあい。渡辺卓・北海道経済同友会代表幹事が中締めをするまで、あっという間に時間が過ぎた。次期開催地は福島。

     2日目のエクスカーションでは、支笏湖を見学したほか、野口観光ホテルプロフェッショナル学院、民族共生象徴空間「ウポポイ」の建設現場を視察した。

    PAGE TOP